犬の診療

犬の症例のご紹介

最近多いワンちゃんの症例や治療例、関連記事をご紹介します。
あなたのワンちゃんの健康状態は大丈夫ですか?
気になることがあったらぜひご相談くださいね

外耳炎

外耳炎とは、耳の穴の入り口から内側にある鼓膜までの外耳道の炎症のことです。

症状チェック
・耳の内側に黒っぽいアカがたくさんついていませんか?
・頻繁に首や耳を振りませんか?
・甘酸っぱいにおいがしませんか?
・あなたに耳や体を触れさせなくなっていませんか?
・耳を激しく足で引っかいたりこすりつけたりしませんか?

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、メス犬に多くみられる病気で、子宮内に膿が貯留した疾患をいいます。

症状チェック
・外陰部から膿がでてくる(全頭にみられるわけではない)
・多飲、多尿、食欲不振、嘔吐
・お腹が妙にはれる、元気消失

治療が遅れると、多臓器不全で死にいたることもあります。
「いつもより元気がないな...??」と思った時、ふとした飼い主様のチェックがペットの健康を守ります。
大切な家族の小さなサインを見逃さないようにしましょうね。

膿

極度に拡大した子宮と、中にたまった膿


この子は、体重4Kgくらいのヨークシャテリアでしたが、なんと1.5Kg分も子宮に膿が溜まっていました!

変形性関節炎

年齢とともに関節に異常をきたしたり、軟骨に炎症がおこり、徐々に痛みが増す病気です。

症状チェック
・歩き方がおかしい。
・起き上がる時に、つらそうにしている 。
・走ったり、ジャンプをしなくなってきた。
・階段の上り下りを躊躇する。
・寒い日は動きが鈍い気がする。

色々な、サプリメントもありますので気になる方は獣医師までご相談ください。
高齢になっても、いきいきとした生活ができるようにしていきましょう。

眼の病気《白内障》

白内障とは、眼の黒目(瞳孔)のうしろにある透明な水晶体(カメラのレンズに相当するもの)が白く濁ってくる病気です。
レンズが濁ってくるので眼がかすみ、視力は少しずつ悪くなっていきます。
白内障は、遺伝・加齢・糖尿病などによっておこります。
白内障が進行していくとブドウ膜炎(目の奥の強い炎症)や緑内障を続発することがあります。
では治療はどうしたらいいのでしょうか?白内障が初期のうちなら混濁の進行を遅らせるために、抗白内障薬の点眼を続けます。

眼の病気《白内障》

ぼくも頑張って、目薬しています。

症状チェック
・物にぶつかったり階段を踏み外すことがある。
・いつもの散歩コースなら大丈夫だが、初めての場所だと怖がったり、ぶつかったりする。
・ポールをなげても気が付かない。
・急にさわるとびっくりする。
・黒目が、白くなってきた。
・目が白く濁っている。

5~6歳以降より水晶体の中心部が青白く見えることがありますが、これは核の硬化症と呼ばれる老化現象の1つです。
これによって視力を失うことはないため白内障とは区別されています。

目薬の注し方

STEP1

【STEP1】
あごの下に片手を添えて、顔を上に向け親指と人差し指で目薬を持ち、
残りの指で上まぶたを開きます

STEP2

【STEP2】
目薬の容器が犬の視界に入らないように後ろから1~2滴点眼します。

STEP3

【STEP3】
最後にやわらかいコットンで余分なお薬をやさしく拭きとってあげましょう。
ティッシュは、繊維が固いので目を傷つける恐れがあります。
使用しないようにしましょう。