ウサギの抜歯
今回は、うさぎさんの歯について

うさぎさんの前歯は、切歯と呼ばれ、上顎に4本・下顎に2本あります。
これらの歯は、人間と違い生涯伸び続け、食事などのかむ動作で
正常な長さを保っています
しかし、不適切な食事や遺伝的な要因などでかみ合わせが悪くると
歯が異常に伸びてきてしまいます。(不正咬合)

下の歯が伸びすぎています。

治療としては、伸びてきてしまった歯を切ってあげることですが、応急処置です
ので、3~4週間隔で歯を切ってあげなければなりません
その他の治療法としては、上下の歯を根元から抜いてあげる治療法もあります。
抜歯は、全身麻酔での処置になりますので、健康状態を確認した上での処置になります。

先日、当院に通院中のうさぎさんも不正咬合、涙、目やにの症状により、
前切歯の抜歯処置を行いました。

これが、抜歯した歯です。赤い部分は歯根部で、普段私たちが見えている
切歯は、ごく一部だとわかります
こんなに、根本は長いんですね